『りんご日報』の休刊を受けて欧州連合(EU)駐香港マカオ弁事処と英国外相は6月23日、批判声明を発表した。24日付香港各紙によると、英国外相は声明で「香港当局は『りんご日報』に運営停止を迫った。これは香港の言論の自由に対する打撃だ」と表明。EU駐香港マカオ弁事処は「『りんご日報』の運営停止は北京が推進する香港版国家安全法を用いて報道と意見表明の自由を圧殺することを示している」と非難した。これに対して在EU中国使団の報道官は「欧州側は報道の自由を笠に着て公然と香港事務と中国内政に干渉しており、国際法と国際関係の基本ルールに深刻に違反している」として強烈な不満と反対を表明した。さらに「香港は法治社会であり、基本法と国家安全法は香港住民の法に基づき享受できる権利と自由を明確に保障しており、言論と報道の自由も含まれる。ただし報道の自由は免罪符ではなく、反中乱港に治外法権はない」と強調した。
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