中環のフォーシーズンズホテル内にある日本料理「四季菊(Shikigiku)」にて1月13日、信興集団会長兼最高経営責任者であり、港九電器商工会主席の蒙徳揚(モン・タックヨン)氏に対する令和元年秋の外国人叙勲勲章伝達式が行われた。
蒙氏は日本政府より発表された令和元年秋の外国人叙勲受章者で、中華人民共和国(香港)における日本と香港の文化交流の促進および経済関係の強化・発展に寄与した功績が認められたもので、旭日中綬章を受章した。蒙氏は84年にアメリカの大学を卒業後、パナソニック本社で4年間勤務しながら日本の企業文化や感覚を身につけた。91年に香港に戻り信興集団のディレクターとして、パナソニックの香港総代理店の事業運営に尽力、日本製品の存在感を高めることに大きく貢献してきた。同時に、日本と香港の経済パートナーとしての重要性を認識し,長年にわたり日本製品の流通および日系企業への支援など,日本と香港間の経済関係の強化・発展も大きく貢献している。
一方で、香港日本文化協会会長として、日本文化イベントの開催や日本語教育を通じ、文化交流の促進に大きく寄与してきた。2016年4月の熊本地震発生後には、直ちにチャリティイベントを開催するなど日本へ貢献は経済面のみならず社会面にも及ぶ。蒙氏は受章に喜びながらも「現在の世界の情勢を鑑みると、香港が日中間の関係がより良好になる“潤滑剤”になれることを願う」と述べた。令和元年秋の外国人叙勲受章者は136名にのぼった。
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