セントラルにある大型観覧車「香港魔転輪（Hong Kong Observation Wheel）」で１２月５日午後、停電故障が発生し、乗客１９０人が一時閉じ込められる事故があった。香港メディアによると、同日１７時ごろ乗客を乗せたまま運転が突然停止したという。１７時１５分に警察が通報を受け、パトカーや消防隊が駆けつけて万一に備えたが、その後電力が回復して観覧車はゆっくりと動き出し、乗客全員が無事に地上に戻ることができたという。事故に遭った乗客は、男性７６人、女性９７人、子供１７人で計１９０人に上ったがケガ人はなかった。事故の原因は電気機器系統の故障による一時的な停電とみられているが、政府当局では引き続き詳しい原因を調査している。一方同日、故障を知らずに訪れた観光客らは乗車できなかったことを残念がっていたそうだ。香港魔転輪は２０１４年にオープンした大型観覧車で、４２個のゴンドラを有する。高さ６０メートルから望むビクトリア湾や夜景が美しく、観光名所の１つとして人気を呼んでいる。
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