区域法院(地裁)は9月29日、大学生が5年前にネットで爆弾製造法を書き込み中国人民解放軍基地の爆破を示唆した事件について、爆弾製造を扇動した罪で有罪判決を下した。30日付香港各紙によると、被告の陳振銘氏(27歳)は、2017年11月にネット掲示板の「高登討論区」で解放軍基地の爆破をほのめかし、18年5月に警察に逮捕された。被告は書き込みを認めたものの、ネットで見つけた内容をコピーして張り付けたと供述。事件当日は気分が優れず独りで家でコンピューターゲームをしており、ゲームの中に解放軍基地が爆破される場面があったと述べていた。だがその後、ゲームはやっていなかったと供述を翻し、自身はプログラマーとしてゲームを開発するつもりで、書き込みはゲームの広告だと主張している。だが被告は裁判で職業を歴史学者と述べていた。被告は引き続き拘留され10月14日に量刑が下される。
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