区域法院(地裁)は11月14日、大学生が5年前にネットで爆弾製造法を書き込み中国人民解放軍基地の爆破を示唆した事件について、爆弾製造を扇動した罪で量刑を下した。15日付香港各紙によると、妄想症を患っている被告の陳振銘氏(27歳)は、2017年11月にネット掲示板の「高登討論区」で解放軍基地の爆破をほのめかし、18年5月に警察に逮捕された。先に爆弾製造を扇動した罪で有罪が確定。裁判官は量刑判決の際、「被告の智力は正常で、犯行時は深く思慮し、論理的で認識もある」ことから心理状況によって減刑はしないものの、逮捕から起訴まで3年を要したことを考慮して最終的に禁固4年半の刑を下した。また懲教署に対して被告のために心理・精神カウンセリングと治療を要求した。

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