逃亡犯条例の改正反対デモで警官の指を噛みちぎった元学生に禁固刑が下された。3月16日付香港各紙によると、24歳の香港大学卒業生、杜啓華氏は2019年7月14日、沙田の新城市広場で行われたデモと警官隊との衝突で、故意に警官の指を噛みちぎり、傘で警官の腕を骨折させた。裁判所は先に意図的な傷害、他人の体に深刻な傷害を与えた、警官襲撃、公共の場での秩序撹乱の4つの罪状すべてで有罪判決を下した。裁判官は、負傷した警官2人が事件発生前に被告とは何ら衝突を起こしてはおらず、被告は相手が警官というだけで襲撃したことを非難。警官の指を噛みちぎった行為は十分残虐で、被害者に深刻な傷害を与えたことから被告に禁固5年半を言い渡した。また裁判官は被告が現在に至るまで間違いを犯したことを認めておらず、反省の色が見られていないと指摘した。

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