香港と中国本土の政治・経済・社会ニュースを日本語で速報します
香港―政治

警官の頸部を切ったデモ隊に禁固刑

逃亡犯条例の改正反対デモが行われていた2019年10月にMTR観塘駅で警官の頸部を刃物で切った男性の禁固刑が下された。1月18日付香港各紙によると、現在21歳の被告は観塘駅の出口につながる歩道橋で機動隊警官の頸部を刃物で切り、同警官に永久的な声帯損傷を与え、殺人未遂と代理の意図的傷害罪で起訴された。被告は先に意図的傷害罪を認め、裁判所は17日、禁固7年9カ月の刑を下した。裁判官は「事件発生時に被告は任意で襲撃対象を選んだが、計画的だったことは明らか。当日の身なりや携帯品から半政府デモに参加する目的がうかがえる」と指摘。警官は当時、ショッピングモールに引き返すところでデモ隊との対峙や衝突はなく、被告は犯行時に何ら挑発を受けていなかったことが刑を加える要素となった。被害者の傷の位置が1センチずれていれば大動脈が切断され、傷口の処置が間に合わなければ死亡率は100%。被告は相手の最も脆弱な身体部位を狙っており暴力レベルは相当高いと強調した。

今なら無料 日刊香港ポストの購読はこちらから
香港メールニュースのご登録

日刊香港ポストは月曜から金曜まで配信しています。ウェブ版に掲載されないニュースも掲載しています。時差ゼロで香港や中国各地の現地ニュースをくまなくチェックできます。購読は無料です。登録はこちらから