民間人権陣線が１２月８日に開催した「国際人権日」デモ行進に紛れて殺人を企てていたデモ隊が逮捕された。
９日付香港各紙によると、香港警察有組織罪案及三合会調査科（Ｏ記）は関連ルートからの情報を受け、８日早朝に７５人の捜査員を動員し、●湾、天后、湾仔など１１カ所で勇武派組織「屠竜小隊」「Ｖ小隊」の中核メンバー１１人を逮捕。半自動小銃、弾丸１０５発、防弾チョッキ、軍刀などを押収した。
警官が使用するのと同型の弾丸を購入し、デモの群衆の中で警官に発砲して撃ち合いを引き起こしたり、乱射して無差別にデモ参加者を射殺して警官に罪をなすりつけ「警官隊と特区政府が無辜の市民を虐殺した」とアピールする計画だった。逮捕されたのは男８人、女３人で、年齢は２０～６３歳。うち１人は公開大学の学生、１人は香港専業教育学院の学生、そのほか事務員、無職などが含まれている。
過去半年のデモに関する捜査でリモコン爆弾やＴＡＴＰ爆薬が押収されていたが、本物の拳銃と実弾が押収されたのは初めて。「屠竜小隊」「Ｖ小隊」は警官襲撃の最も過激なグループで８月３０日に葵涌で非番の警官を襲撃したことを認めた。また１０月２０日に旺角警察署に数百本の火炎瓶を投げ込んだグループであることも分かった。
【●＝草かんむりに全】
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