香港警察は7月11日、制服警官が半世紀以上使用してきた拳銃「S&W0.38スペシャルM10リボルバー」と刑事捜査官が使用する外国製拳銃「SIG Sauer P250」に代わる2種類の中国製ルーラー拳銃を段階的に導入すると発表した。12日付香港各紙によると、警官隊は段階的に訓練を受ける要員を手配する予定で、訓練を受ける最初の部隊にはストームトルーパー、機動部隊、迅速対応部隊などが含まれる。訓練は早ければ7月25日に完了し、新たな装備が開始される予定だ。新しい拳銃の訓練を受けていない警官は、引き続き既存の拳銃を使用することになる。
新たに警察に導入された2種類の中国製9ミリ拳銃は制服警官用のCF98-Aと刑事捜査官用のCS/LP5。現行の米国製S&WスペシャルM10リボルバーとSIG Sauer P250の半自動ピストルに代わるものとなる。ストームトルーパー、機動部隊、迅速対応部隊、および本部刑事部門の職員が最初にピストルの使用に関する訓練コースの第1段階を手配し、他の職員は段階的に訓練を受けることになる。同時に、訓練を終えた警察官の第一陣が7月25日から新しい半自動拳銃を装備して勤務する予定だ。
警察支援部の警視は、この新しい半自動ピストルは3つの重要な指標を満たしており、警官の法執行ニーズを満たしていると述べた。安全性の面では、新しいピストルには誤射のリスクが効果的に軽減される手動安全スイッチが装備されており、各ピストルはより迅速に銃弾を補充できる。銃弾を交換する場合、全体を直接交換するだけで済む。安定性の点で、新しい銃は射撃中に発生する反動を効果的に抑制し、射撃全体の精度と制御性を向上させる。またハンドルのデザインはよりアジア人の手に合う形となっている。警官がより正確に標的を狙うことができるようになり、射撃の安定性と精度が向上するという。

日刊香港ポストは月曜から金曜まで配信しています。ウェブ版に掲載されないニュースも掲載しています。時差ゼロで香港や中国各地の現地ニュースをくまなくチェックできます。購読は無料です。登録はこちらから。