香港衆志の元メンバーである周庭氏がカナダから香港に戻らないと表明したことに対し、特区政府警務処国家安全処は12月4日、譴責声明を発表した。同日の政府新聞公報によると、国家安全処は「最近、ある者がSNS上で予定通りに警察に出頭しないと発言したことを留意している。警察はこうした法と秩序に露骨に挑戦する無責任な行為を強く非難する」と述べた。
周氏は2020年8月10日、「外国勢力と結託した罪」の疑いで国家安全処に逮捕された。 周氏はその後、2020年末から2021年半ばまで他の事件で投獄された。釈放された後も国家安全処による捜査が行われるまで保釈された。警察はまた、香港版国家安全法第43条第2項の権限に基づき、周氏の出境を制限した。この間、周氏は毎回予定通りに警察に出頭し、態度は協力的だった。 周氏は先に警察に留学希望を明かし、入学を証明する書類を提出していたため、国家安全処は今年9月にパスポートを返却し保釈を12月まで延長した。警察は周氏に対し、一生「逃亡犯」の名を背負い引き返せなくなる道を選ばないよう呼び掛けた。

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