西九龍裁判法院(地裁)は12月2日、元香港衆志の黄之鋒氏、周庭氏、林朗彦氏の起訴案件で判決を下した。同日の香港メディアによると、3人は昨年6月21日に発生した香港警察本部の包囲事件を扇動したため、それぞれ「許可を得ていない集結と明白に分かってて他人の参加を煽動」「許可を得ていない集結を組織」「許可を得ていない集結に明白に分かってて参加」の罪で起訴された。裁判官は「公衆の利益を保障するため、他人がまねするのを抑止する」として、黄氏に13カ月半、周氏に10カ月、林氏に7カ月の禁固刑を下し、3人とも即時収監された。裁判官は「3人の集結扇動は容易に暴力状況を発生させる可能性があり、現場にいる人たちの安全に脅威となることから事件は深刻である」と叱責。特に黄氏は前日すでに扇動を計画し、大規模で長時間の集結を組織し警察の権威に挑戦したことから、犯罪抑止のため即時収監する必要があると指摘した。
日刊香港ポストは月曜から金曜まで配信しています。ウェブ版に掲載されないニュースも掲載しています。時差ゼロで香港や中国各地の現地ニュースをくまなくチェックできます。購読は無料です。登録はこちらから。