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香港―政治

警察本部包囲事件の裁判で被告収監

西九龍裁判法院(地裁)は11月23日、元香港衆志の黄之鋒氏、周庭氏、林朗彦氏の起訴案件の審理を開廷した。同日の香港メディアによると、3人は昨年6月21日に発生した香港警察本部の包囲事件を扇動したため、それぞれ「許可を得ていない集結と明白に分かってて他人の参加を煽動」「許可を得ていない集結を組織」「許可を得ていない集結に明白に分かってて参加」の罪で起訴された。事件当日は午後10時まで約9000人のデモ隊が警察本部と湾仔警察署前に集まり、警察職員が出入りできず多くの部門が運営を停止。61件の電話通報に対応できず、最終的に警官7人とレストラン職員室8人が不調を訴え、救急車を呼ぶこととなった。デモ隊は翌日午前3時にようやく撤収した。周氏と林氏はすべての罪を認め、黄氏は原告が「許可を得ていない集結に明白に分かってて参加」の罪について証拠を提示しないため、それ以外の2つの罪を認めた。法廷は12月2日に判決を下すまで3人を収監する命令を下した。周氏は初めての収監となる。

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