陳茂波・財政長官は2月24日、2021/22年度財政予算案を発表した。25日付香港各紙によると、予算案では香港株の印紙税を30%引き上げることが提案されたことから証券市場が動揺し、ハンセン指数は1000ポイント余りに下落し、30000ポイントを割り込んだ。証券印紙税が引き上げられるのは1993年以降で初めて。陳長官は香港の国際金融センターとしての地位に影響するとの懸念に対し「政府はすでに競争力の問題を考慮し、香港株式市場の競争力を損なうことはないとみている」と述べたほか、香港株式市場には大量の中国本土系企業が上場しており、これは他の市場にない優位性だと指摘した。

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