陳茂波・財政長官は1月3日、公式ブログで香港の経済状況について「上半期はまだ大きな課題に直面するだろうが、新型コロナウイルス感染症(COVID―19)の防疫措置が効果を見せれば下半期には強い経済回復を見せることが予想される」と述べた。また香港が中国の第14次5カ年計画に積極的に参加することでコロナ後の景気回復を加速させることができるとの見方を示した。陳長官は「ウイルス流行が効果的に収まるまでは、より積極的な防疫措置を続けなければならず、地域の消費マインドや経済活動を圧迫することになるだろう」と述べ、ボーダーを越えた人の移動や観光活動も再開までに時間がかかる可能性を指摘した。上半期の経済について、企業の経営環境は当面厳しい状況が続き、雇用・収入状況は今後も大幅な改善が見込めないことから、引き続き厳しい状況が続くと予想。しかし様々なレベルでのウイルス流行予防・抑制が効を奏しワクチンが広く接種されれば、ウイルス流行状況は徐々に改善され、下半期には香港経済回復の勢いが大幅に高まると予想している。

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