扶貧委員会は11月10日、「2020年香港貧窮状況報告」を発表した。11日付香港各紙によると、政策介入前の昨年の貧困人口は165万3000人で、貧困率は23%余りに達した。貧困人口は前年に比べて16万2000人増え、記録のある2005年以降で最高となった。香港市民の5人に1人が貧困となる。政策介入後の貧困人口は55万4000人で、貧困率は7.9%となっており、一過性の生活支援措置が低所得層の負担軽減に役割を発揮しているとみられる。今回の報告書は2013年に初めて公式な貧困ラインが発表されて以来、9回目の年次報告となる。政策介入前の世帯月収の中位数の半分を貧困ラインとするため、月収が1人世帯で4400ドル未満、2人世帯で9500ドル未満、4人世帯で2万800ドル未満は貧困人口となる。
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