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香港―社会

貧困層高齢者の半数がワクチン打たず

ある調査で、貧困層の高齢者の半数が新型コロナウイルスのワクチンを打たないと答えたことが分かった。6月14日付香港各紙によると、香港社区組織協会と香港老人権益連盟が今年3~5月に、深水●に居住する貧困層の60歳以上の高齢者約200人を対象に行った調査で、回答者の50%がワクチンを接種しないと回答。また30%が接種するかどうか考え中だと回答した。そしてこの両者を足した80%のうちの半数が、健康評価を受けた後ならワクチンを接種してもいいと答えたという。また、回答者の80%が低所得者向けの健康サービスの使用について積極的ではなく自主的にサービスを求めておらず、70%はこれまでに一度も公営の健康サービスを使用していないと答えた。このほか、定期的な身体検査を受けていないと答えた人は回答者の90%以上に上り、このうち40%余りが検査費用が負担できないと回答した。香港社区組織協会では、低所得者向けの健康サービス改善が高齢者のワクチン接種率を向上させると指摘。政府に対し、高齢者のための健康相談を行ったり、官民が協力して彼らの健康診断を支援してもよいだろうと提案している。【●=土へんに歩】

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