香港の貧富の差はさらに悪化している。10月3日付香港各紙によると、オックスファムが特区政府統計処のデータを分析したところ、今年第1四半期には香港の139万人以上が貧困状態にあり、香港市民の貧富の差は81.9倍に拡大し、以前よりも悪化したことが明らかになった。中でも最も貧しい10%の世帯の月収の中央値はわずか1600ドル。さらに高齢者の貧困状況も悪化しており、65歳以上の貧困層は58万人を超え、2019年と比べて40%余り急増している。
オックスファムは2日、香港の貧困に関する最新報告書を発表し、2019年から今年第1四半期までの統計処のデータを分析し、世帯月収の中央値を10グループに分けて分析したところ、最も貧しい10%の世帯月収の中央値はわずか1600ドルで、新型コロナ流行前に比べて半分以下減少している。同時に最も裕福な10%世帯の世帯収入の中央値は13万元ドル余りにも達し、2019年から10%近く増加した。富裕層と貧困層の間の格差は81.9倍に拡大し、2019年の34.3倍よりも悪化した。今年の第1四半期に世帯月収中央値の50%を基準に計算され貧困層は139万人余りで、貧困率は20.2%。貧困世帯の数も61万世帯に達し、全世帯の22.7%を占め、2019年の20.3%より悪化した。

日刊香港ポストは月曜から金曜まで配信しています。ウェブ版に掲載されないニュースも掲載しています。時差ゼロで香港や中国各地の現地ニュースをくまなくチェックできます。購読は無料です。登録はこちらから。