特区政府は１２月２３日、香港の２０１９年の貧困状況を発表し、市民の５人に１人が貧困であることが分かった。２４日付香港各紙によると、扶貧委員会は２３日に会議を開き、昨年の香港の貧困に関する報告書について討議した後、「２０１９年貧困状況分析」を発表。１９年の貧困人口は１４９万１０００人で、１８年に比べて約９万人増加、貧困人口としては過去最多を記録した。貧困率は２１．４％で１８年より１ポイント拡大、過去１１年で最高を記録した。生活保護などの政策介入後の貧困人口も１８年より７万４０００人増加して１０９万８０００人余り、貧困率は１５．８％で同０．９ポイント拡大した。政府は「昨年は社会的事件や米中貿易摩擦などで香港経済が不況に陥り、下半期には労働市場が大幅に疲弊したことが大きな要因」と指摘した。
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