香港金融管理局(HKMA)は8月4日、再び香港ドルの対米ドル・ペッグ制を維持するための市場介入を実施した。5日付香港各紙によると、HKMAは香港ドル相場が再び対米ドル・ペッグ制の許容変動幅の上限(1米ドル=7.7500ドル)に触れたため、米ドル買い・香港ドル売りを実施。介入額は11億6300万ドル。4月以降に行われたHKMAの市場介入はこれで33回、介入総額は1132億ドルに上った。これによって銀行間市場の資金流動性を表すアグリゲートバランス(MKMA決済性預金残高)は6日に1872億3600万ドルに増加する。市場関係者は新規株式公開(IPO)が香港への資金流入の継続をもたらしており、アグリゲートバランスは数カ月のうちに2000億ドルを突破するとみている。
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