粤港澳大湾区の越境資産運用を推進する「跨境理財通」の細則がまだ発表されていないが、香港、マカオ、中国本土の監督管理機関は2月5日、理財通に関する監督管理協力の原則についてコンセンサスを得たと発表した。6日付香港各紙によると、香港金融管理局(HKMA)は、中国人民銀行、中国銀行保険監督管理委員会、中国証券監督管理委員会、国家外貨管理局、香港証券先物事務監察委員会(SFC)、マカオ金融管理局との間で「粤港澳大湾区で跨境理財通業務の試行を展開する覚書」に調印した。覚書によると、今回の「跨境理財通」パイロットスキームは「業務発生地管理」の原則と3地の資産運用商品と販売監督管理に関する法規に基づいて運営され、資金管理の原則は香港・マカオの投資家による本土への投資、本土の投資家による香港・マカオへの投資のために送金する資金を専門に管理し、資産運用商品によって得られた利益を人民元で越境送金し、閉鎖式循環管理を実現する。

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