香港の越境貨車運転手が文錦渡税関でのウイルス検査で陽性となり、税関施設の消毒作業を行うために生鮮食品の輸送に支障が出ている。２月１６日付香港各紙によると、林鄭月娥・行政長官は政府が多数の越境貨車運転手を募集するほか、水路輸送方式によって中国本土から香港への物資輸送を検討していることを明らかにした。現在約８０００人の越境貨車運転手が毎日深センと香港の間を往来して野菜などの食品を輸送している。だが多くの運転手が新型コロナウイルス感染症（ＣＯＶＩＤ―１９）に感染または居住しているマンションで感染者が現れるなどして、２０％余りの運転手が越境貨物輸送を行えなくなり、香港への貨物供給が遅延または滞留し野菜価格が上昇している。林鄭長官は、特区政府と本土のマッチング会議のワーキンググループの１つが非医療物資の輸送を処理することとなり、より多くの越境貨車運転手の募集と彼らの毎日１回のウイルス検査を確保すると説明。また政府は海運会社と連絡を取り、水路輸送方式で香港への物資輸送を検討しているという。
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