タイ船荷主評議会(TNSC)のチャイチャン会長はこのほど、タイの輸出は、今年当初見通しの1~2%を上回り4%ほど成長、また来年は1~3%成長するとの見方を示した。今年に関しては、1~9月期の輸出が前年同期比で4.9%も成長したが、残りの2カ月も輸出が順調に成長することが期待されるという。ただ、チャイチャン会長は、「地政学的なリスク、製造業の落ち込み、バーツ相場の変動、輸送費の高騰といったマイナス要因が存在している」と述べ、来年以降もタイの輸出が順調に成長し続けるとは考えにくいとの考えを示している。同会長は地政学的なリスクとしては、トランプ政権誕生に伴う米国の関税率引き上げ、中東の紛争、ロシア=ウクライナ戦争などを挙げた。(『バンコク週報』より。https://bangkokshuho.com)

日刊香港ポストは月曜から金曜まで配信しています。ウェブ版に掲載されないニュースも掲載しています。時差ゼロで香港や中国各地の現地ニュースをくまなくチェックできます。購読は無料です。登録はこちらから。