香港と中国本土の政治・経済・社会ニュースを日本語で速報します
香港―政治

返還後の民主化運動は全面的敗退

行政会議メンバーの湯家●氏は6月19日、返還から25周年を振り返り民主化運動に言及した。20日付香港各紙によると、民主派政党の公民党の創設メンバーでもある湯氏は返還後の香港の民主化運動がほぼ全面敗退となったのはなぜかについて「従来の民主派は一貫して植民地時代の圧力団体の意識形態から脱却できず、民主派は最初から最後まで圧力をかけることによって北京を屈服させられると思っていた。これが政治判断の最大の間違いだ」と指摘した。立法会の親政府派と非親政府派の比率が89対1となったことについて、この不均衡な状況をもたらしたのは民主派の行うことがすべて政府をまひさせるためと指摘。89対1は理想的な結果ではないことを認めたほか、選挙期間に中央が「多くの反対派または非親政府派が議会に入ることを望む」と述べていたことを挙げ、中央も楽観していないとの見方を示した。【●=馬へんに華】

今なら無料 日刊香港ポストの購読はこちらから
香港メールニュースのご登録

日刊香港ポストは月曜から金曜まで配信しています。ウェブ版に掲載されないニュースも掲載しています。時差ゼロで香港や中国各地の現地ニュースをくまなくチェックできます。購読は無料です。登録はこちらから