民間人権陣線が6月16日に開催した逃亡犯条例の改正に反対するデモ行進について、「香港発展中心」は経済学者の雷鼎鳴氏(元香港科技大学教授)に委託し科学的な方法で参加者数を推計した。
17日の香港メディアによると、雷氏の調査チームはリアルタイムで取得したデータと映像資料を基に推計で参加者数は40万人と発表した。これは調査スタッフがデモ行進ルートのさまざまな場所に観測拠点を設置し、リアルタイムでデモ参加者数と密度を計算。取得したデータを雷氏の調査チームに転送し総合的な統計を行ったものだ。
民間人権陣線は参加者数を200万1人と発表。香港警察は、もともと予定されていたヘネシーロードなどの幹線ルートに限って参加した人はピーク時に33万8000人と発表。軍器廠街の歩道橋から観測して推計した数字で、予定ルート以外にいた参加者数は推計に含まれていないため実際の人数はこれより多いと説明している。

日刊香港ポストは月曜から金曜まで配信しています。ウェブ版に掲載されないニュースも掲載しています。時差ゼロで香港や中国各地の現地ニュースをくまなくチェックできます。購読は無料です。登録はこちらから。