特区政府警務処の●炳強・処長は1月16日、中西区区議会で犯罪統計について報告した。
同日の香港メディアによると、●処長は6月に逃亡犯条例の改正をめぐる事件が始まって、これまでに7019人を逮捕、1092人を起訴した。うち547人は暴動罪で起訴され、38人が有罪確定、そのうち12人が禁固刑の判決を受けた。
中でも最も重い刑を受けたのは火炎瓶を所有していた者で禁固14カ月。また15歳の青年2人が軽便鉄道の施設破壊で更生施設に収容され、香港鉄路(MTRC)に28万ドルの賠償を行う刑を受けた。逮捕者のうち学生は2847人で、全体の40%を占める。また9月の新学期に入ってから学生の逮捕者は顕著に増え、うち中高生が18%、大学生が25%を占めている。
破壊された鉄道施設のうちMTR駅は85カ所、軽便鉄道の駅は68カ所。負傷した警官は558人で、首を切られたり、足を矢で入られたり、指を噛みちぎられたり、やけどを負わされたりした。【●=登におおざと】
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