特区政府は11月14日、2025年第3四半期の経済報告と域内総生産(GDP)の修正値を発表した。同日の政府新聞公報によると、堅調な輸出の継続と国内需要の持続的な拡大に牽引され、香港経済は2025年第3四半期に力強い成長を示した。第3四半期の実質GDPは前年同期比3.8%増となり、前四半期の3.1%増から大幅に加速。季節調整済みの前期比では、実質GDPはさらに0.7%増加した。エレクトロニクス関連製品への旺盛な需要とアジア域内貿易の活発化により、第3四半期の物品輸出は実質ベースで前年同期比12.1%と引き続き大きく伸びた。サービス輸出もインバウンド観光と越境輸送の継続的な増加、そして活発な越境金融サービス活動に支えられ、実質ベースで前年同期比6.3%と大幅に増加した。
香港経済は2025年後半も引き続き力強い成長を維持すると予想。短期的には世界経済の緩やかな成長に加え、米中貿易摩擦の緩和とエレクトロニクス関連製品への継続的な需要が、香港の財貨輸出を支えると予想される。インバウンド観光の継続的な増加と金融市場の活況は、サービス輸出をさらに後押しする。香港では9月以降の米国の利下げ再開が資産市場のセンチメントに好影響を与えている。消費者信頼感の緩やかな回復と事業環境の着実な改善と相まって、これらの動きは消費と投資活動の押し上げに寄与するとみられる。経済発展と市場の多様化に向けた政府の様々な施策も、香港経済を支える。しかしながら貿易障壁の継続的な影響、米国の利下げペース、財貨輸出の伸び鈍化につながる可能性のある外需の変動など、様々な外的不確実性があり、注意深く監視する必要がある。
今年第1四半期から第3四半期までの実質成長率3.3%と短期的な見通しを踏まえ、2025年通年の実質GDP成長率見通しは、8月の見直しにおける2~3%から3.2%に上方修正した。
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