立法会で5月27日、12時間の審議を経て選挙制度条例の改正案が通過した。28日付香港各紙によると、親政府派議員らはいずれも改正案を支持する発言を積極的に行い、多くの議員は「今回の改正は反中乱港分子が中央の統治権に挑戦し、特区政府の運営を妨害していることに端を発し、国家の主権と安全を脅かしていることから、制度の抜け道を塞ぐために中央が介入を迫られた」と指摘した。財務委員会の陳健波・議員は「中国は現在『新8カ国連合軍」に包囲され、この期に及んでまだ国家に面倒をもたらすことは中国人への裏切り」と言及。「西側諸国は中国に対して各種の理不尽な弾圧や脅迫を行い、市民が現在の国際的な大局を理解すれば香港がいかに『選挙制度の改善』が必要かが分かる」と述べた。自由党の邵家輝・議員は「逃亡犯条例の改正をきっかけに若者らに破壊活動を扇動した者がいるが、カラー革命をもたらして香港での権力奪取が狙いだ」と指摘。これまで国歌を聴いても抗日戦争を連想しただけだったが、一昨年の暴動の後に真剣に国家を歌っている人たちを見て初めて国歌の意味を理解したと語った。
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