先ごろ大埔で大量のカメが見つかり、政府当局が動物を遺棄しないよう呼び掛けている。2月24日の香港メディアによると、大埔の打鉄刃村一帯にカメが捨てられていると市民から通報があったため漁農自然護理署が調査に向かい、2月23日にアカミミガメとみられる十数匹のカメを保護した。しかし現場ではすでに数十匹が死んでいたそうだ。香港では、魚やカメ、鳥など生きた動物を野に放したことで徳を得る「放生会」という習俗があることから、今回見つかったカメはその目的で野に放たれたものか、それともペットショップや輸入業者、飼い主によって遺棄されたものか分からないという。当局ではここ数日、周辺のパトロールを強化。現場にはカメが食べられるようなエサはなく生存していくのは難しいと指摘し、野に放たないようよう呼び掛けている。
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