特区政府は6月16日、「予防及控制疾病条例」(第599章)の下での新型コロナウイルス肺炎(COVID―19)流行に対する防疫措置の緩和を発表した。
同日の香港メディアによると、政府は飲食店などに関する「予防及控制疾病条例(規定及指示)(業務及処所)」(第599F章)と群衆の集まりに関する「予防及控制疾病条例(禁止群組聚集)規例」(第599G章)を最新状況に合わせて調整し19日午前零時から発効。有効期間は14日間で7月2日が期限となる。
第599G章の下、公衆の場で集まる人数制限を8人から50人に緩和。免除対象となる者以外は引き続き14日間は公衆の場で51人以上集まることを禁止する。飲食店は18日から人数制限を受けないこととなるほか、第599F章の規定も変更。バー、居酒屋、ナイトクラブは1卓の人数制限が4人から8人に緩和。同規定に列記された場所の個室の人数制限は8人から16人に緩和され、パフォーマンスも再開できる。
食物及衛生局の陳肇始・局長は記者会見で51人以上の集まりを禁止する規定は「屋内外の区別はない」として、先に結婚式や株主総会の上限を50人としていた規定と足並みがそろうと指摘した。7月1日のデモを制限するためではとの指摘に対しては「完全に公共衛生の観点から考慮しており、いかなる政治的配慮もない」と再三述べた。
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