香港金融管理局(HKMA)は4月27日、デジタル香港ドルに関する討論文書を発表した。28日付香港各紙によると、討論文書では香港のリテール面で中央銀行デジタル通貨(デジタル香港ドル/e-HKD)を導入するための主要政策と設計事項を説明し、5月27日まで公衆と業界から意見を求める。HKMAは昨年半ばからデジタル香港ドルの可能性について研究を展開しており、すでに関連技術白書を発表した。今回発表された討論書では重点的な討論の方向性として、中央銀行デジタル通貨と既存の電子決済システムとの区別など4つを挙げている。デジタル経済により多くのイノベーション原動力を注入することをデジタル香港ドル導入の趣旨としている。
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