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香港―経済

金融管理局が今年最大の市場介入

アントグループが10月27日に新規株式公開(IPO)の公募を開始したが、香港ドル相場が引き続き対米ドル・ペッグ制の許容変動幅の上限(1米ドル=7.7500ドル)に触れ、香港金融管理局(HKMA)が市場介入を行った。28日付香港各紙によると、HKMAは米ドル買い・香港ドル売りの市場介入を実施。介入額は32億8000万米ドル(約254億2000万ドル)で、今年に入って最大規模の市場介入となった。HKMAによる市場介入は今年に入って累計82回に上り、介入額は合計3565億ドルとなる。銀行間市場の資金流動性を表すアグリゲートバランス(MKMA決済性預金残高)は今年初めに500億ドル余りだったが、29日に4432億5700万ドル余りに達し、2015年の4263億ドルの記録を上回って過去最高となる。

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