林鄭月娥・行政長官らは9月15日、新型コロナウイルス肺炎(COVID―19)流行による経済への深刻な打撃に対応するため、防疫抗疫基金の第3弾の詳細を発表した。16日付香港各紙によると、政府は240億ドルを拠出して防疫抗疫能力の引き上げ、業界への資金援助、賃貸料の減額、各種費用の減免、不動産税の減額を提供し、市民と企業が難局を乗り切ることを支援する。今回の金額は第1~2弾に比べて少ないものの、政府は防疫抗疫基金第3弾と財政予算案に盛り込まれた支援措置によって今年度(2020/21年度)の財政赤字は3000億ドルを超え、財政余剰は8000億ドル余りにまで減少すると指摘。財政余剰は12~13カ月分の歳出に相当し、2003年の重症急性呼吸器症候群(SARS)流行後のレベルに近づいた。
日刊香港ポストは月曜から金曜まで配信しています。ウェブ版に掲載されないニュースも掲載しています。時差ゼロで香港や中国各地の現地ニュースをくまなくチェックできます。購読は無料です。登録はこちらから。