新型コロナウイルス感染症(COVID―19)流行第5波に対応して当局が防疫措置を引き締めたため、多くの業界が再び苦境に陥っている。1月15日付香港各紙によると、林鄭月娥・行政長官は14日、防疫抗疫基金の第5弾として総額35億7000万ドルの支給を発表した。対象は社交距離措置の新たな引き締めによって直接影響を受ける業界・施設と関係者で、飲食店、美容サロン、フィットネスセンター、登録スポーツトレーナー、個人芸術従事者などが含まれる。また観光業、越境旅客輸送業など長期的に運営停止状態にある業界も含まれる。新たな支援金の額は第4弾の半分、個人は3分の2となるが、カバー範囲は拡大される。資格を持つ飲食店1万7600軒は店舗面積に応じて支援金が提供されることとなり、金額は5万~25万ドルとなる。大部分の支援金措置は17日の週から申請受け付けを開始する。

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