WAKA ARTISANSは8月29日から陶芸家・平岡仁氏の個展「Zin Hiraoka Solo Exhibition」を開催している。初日のギャラリースペースでは、シェフ冨谷優氏による握り寿司のデモンストレーションや日本酒の試飲イベントが行われた。
和歌山県出身の平岡氏は、備前焼からキャリアをスタートし、現在は茨城県笠間市で活動している。作品の特徴は、笠間焼の技法を用い、薪ストーブで使用する木の灰釉を使って表現すること。窯の温度によって色合いや風合いが変わるため、躍動感と繊細な美しさが共存する個性的な作品が生まれる。
香港での個展は初めてで、約300点の最新作を含む「灰釉」「掛分」「刷毛目」などが展示販売されている。平岡氏は「様々な料理に対応しているので、美味しく楽しんでほしい。文化が異なると使い方も変わるが、中国茶を普段から飲む香港では、ぐい飲みを使って飲んでもらえると嬉しい」と語った。個展は9月8日まで開催される。
所在地:Waka Artisans The Cove , 40A Upper Lascar Row Sheung Wan




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