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香港―社会

隔離施設設置への反対デモで暴徒化

特区政府が各地での新型コロナウイルス肺炎の指定診療所と検疫センター(隔離施設)の設置を計画しているが、それに対して過激な黒服集団によるデモ活動が活発化している。

10日付『星島日報』によると、医院管理局は先に18区での指定診療所のリストを発表。必要に応じて段階的に供用し、軽微な発熱または呼吸道感染症の症状が表れている患者を受け入れる計画だった。だが多くの地域で居住地や学校の近くに設置されることに反対する声が上がり、大埔では9日に黒服集団の暴力的な行動に発展した。デモ隊は同日午後2時、風水広場から汀角路に沿ってデモ行進し、賽馬会診所を指定診療所にすることへの反対を訴えた。午後4時ごろに一部のデモ隊が道路交通を妨害し、信号機を破壊するなどしたため警官隊が対処した。

西貢では民主派議員など約200人が天后廟から西貢海浜公園までデモ行進し、西貢戸外康楽中心に検疫センターを設置することに反対を訴えた。警官隊が違法集会を解散させる際に衝突が発生して負傷者も出た。火炭では新築の公共住宅を検疫センターに転用することに反対する約300人がデモ行進し、警官隊が違法集結として対処した。

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