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香港―社会

集団免疫ができれば防疫措置を緩和

香港大学内科学系臨床教授の孔繁毅氏は3月19日、新型コロナウイルス感染症(COVID―19)感染者数が過去3カ月で最低となったのを受け、香港の新型コロナ流行はすでに天井を打ったとの見方を示した。20日付香港各紙によると、孔教授は1日約2万人の陽性ケースが発生する状況は一定の時間続くとみているが、人口の半分がすでに新型コロナに感染し、ワクチン接種率も高まるのに連れて香港はすでに集団免疫ができていることから、社交距離措置を段階的に緩和できると指摘した。孔教授は、香港大学医学院の推計で人口の半分に当たる約350万人が感染しているほか、未感染人口のうち90%はすでに2回のワクチン接種を受けていることを挙げ、香港の全体的な集団免疫はすでに相当理想的となっており、ワクチン接種率がさらに高まって3回目の接種率も高まり、感染者の数は1~2カ月後、あるいは数週間の後に3けたに落ち込むとみている。

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