香港では電子タバコと加熱タバコの輸入および販売を禁止する条例が4月末に施行されたが、条例施工後に香港税関が摘発した押収品は約36万点に上るという。5月24日付政府公報によると、空港と深セン湾および港珠澳大橋の税関で摘発された密輸は46件で、押収品約36万点の市価は約1000万ドルに相当するものとみられる。このうち10件はカーゴや郵便を利用して持ち込まれたもので、押収品は約35万点に上った。一方、36件は旅客が持ち込んだもので、押収品は約7000件、市価約4万ドルに相当する。旅客はいずれも自主的に税関に申告しており、故意に密輸した意図はないようだ。税関の話では、摘発件数や押収量は低い水準であり、条例施行後に密輸が増加する傾向は見られず、組織的な密輸によるものではないという。

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