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香港―政治

韓副首相、全人代香港代表と接見

韓正・副首相は3月7日、全国人民代表大会(全人代)香港代表と接見し35分にわたり講和を発表した。

8日付香港各紙によると、香港代表の副団長を務める黄玉山氏らは接見後に韓副首相の講和内容を紹介。韓副首相は「2003年の大規模デモ、セントラル占拠行動、一昨年の逃亡犯条例改正反対デモと、香港の治安悪化と暴動状況は絶えずエスカレートし、さらには立法会突入事件が発生。米国でもデモ隊が議会に突入し、米国旗を掲げていたが、米国はテロ活動と断定し厳罰に処している。香港では他国の国旗を掲げて立法会に突入して破壊活動を行う者がいる。このような状況を容認する政府は世界に1つもない」と述べた。

全人代が香港選挙制度の改善について行う決定は「国家の主権、安全、発展の利益を守るためと、香港特区の統治権、民生、経済の防衛戦である。すなわち政権転覆と転覆阻止の闘争であり、民主と非民主の問題ではない」と言及。さらに国家が主権と国家安全を守ることについて退路はなく、中央は断固として「愛国者による香港統治」の大原則の実現を貫くと強調し、「愛国者による香港統治」は単なるスローガンではなく、「反中乱港」(中国に敵対し香港を混乱させる)勢力が市民福祉に危害を与えることを阻止し、社会が再び混乱に陥るのを防ぐことを法例によって保障する必要があると指摘した。

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