政府は4月21日から社交距離措置を緩和し、飲食店で夜間の店内飲食が認められることとなった。同日の香港各紙によると、防疫規例で制限を受ける場所は1卓の利用上限が4人となり、多くの市民が仕事が終わった後に食事に向かった。一部の飲食店は座席が制限されているため、店外では多くの食事客が長蛇の列をつくって賑やかなムードとなった。観塘のある西洋レストランでは主にディナータイムの商売が主力となっているため、これまで売上高が7割減少していた。夜間の店内飲食の再開後は多くの優遇措置を打ち出して顧客回復につなげようとしており、初日のディナータイムは予約で満席となった。旺角のある中華レストランでは常連客が早くから予約を入れ、21日夜は顧客が殺到した。だが宴会は20人に限られてパーティー開催は不可能であるため、売り上げへの効果は小さいという。
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