新型コロナウイルス感染症（ＣＯＶＩＤ―１９）ワクチンの接種スキームが開始された約２００日がすぎた。９月１０日の香港各紙によると、特区政府はこれまでに８０６万回分のワクチンを接種したが、このうち長期的に予約が満杯となっている養和医院のワクチン注射センターでは使用済みのワクチン注射器を使用する事故が発生した。事件が発生したのは８月２２日で、同センターの看護師が使用済みで空となった注射器で接種者の腕に注射し、その後、新しい注射器に替えてワクチンを接種した。養和医院は事件を認めて謝罪し、担当看護師は即時同センターから異動させたことを明らかにした。接種者に対しては医師が事件の経過を説明し、血液検査を実施。接種者に不調は見られず、血液検査報告も正常で、現在のところ健康には影響していない。病院側は即時、事件を衛生署中央指揮センターに報告した。
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