香港では6月19日までに12日連続で新型コロナウイルス感染症(COVID―19)の地場感染者が確認されておらず、周辺地域との出入境再開にまた一歩近づいた。6月20日付香港各紙によると、マカオ特区政府は先に「香港が14日連続で地場感染者がいなければ出入境措置の緩和を協議する条件が整う」と指摘していた。20~21日に地場感染者が確認されなければ基本的に出入境再開の条件にかなう。特区政府の報道官は「中国本土とマカオの当局と合同で、3地住民の正常な越境往来を段階的に再開することを積極的に検討している」と述べており、夏休みには香港から出てマカオに検疫免除で入境できるようになるという。ただし専門家によると、初期はワクチンを接種した市民に限るほか、人数も制限される。旅行業界ではすでにツアーやホテルのセット料金などの準備を進めており、早ければ7月半ばには実現する見込みだ。
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