香港と本土連携でレイプドラッグ摘発

香港警察と中国司法当局は先ごろ連携して捜査を行い、レイプドラッグ販売集団を摘発した。１月７日付香港各紙によると、サイバーセキュリティーとテクノロジー犯罪を担当する網絡安全及科技罪案調査科がインターネットに「レイプドラッグを販売している」とのスレッドやコメントが多く投稿されているのを発見し捜査を進めたところ、それらレイプドラッグの一部が中国本土から香港に流れてきていることが分かったため本土の当局に通達したという。そして本土で先ごろ容疑者８人が逮捕されたのに続き、１月５日に香港でレイプドラッグを販売していたアダルトショップの責任者とそのネットショップを経営するパートナー、商品を受け取りやデリバリーを行うスタッフの計３人が危険薬物の運搬及販売などの容疑で逮捕された。この摘発で香港警察が押収した違法ドラッグは粉末や液体状のレイプドラッグ１８００点で、市価７２万ドル余りに相当する。これらドラッグは摂取すると意識が朦朧としたり記憶をなくす恐れがあるが、いずれも無色無味で食品や飲料に混入されると気が付きにくく、警察では注意を呼び掛けている。