習近平・国家主席が7月1日の中国共産党100周年記念大会で発表した重要講話では、依然として香港には国家の安全リスクが存在するとの認識が示された。2日付香港各紙によると、習主席は講話の中で香港に関して「1国2制度、港人治港、高度な自治の方針を全面的かつ正確に貫徹し、中央の香港マカオに対する全面統治権、国家の安全を守る法律制度と執行システムの実現が必要」と述べた。全国香港マカオ研究会の劉兆佳・副会長はこの講話について「中央は香港の国家安全に対する外部勢力のリスクが依然存在し、今後、対応を強化しなければならないとみている」と分析している。香港は文化、思想、教育分野でさらに多くのソフト面の敵対があり、国家の安全を脅かす事態と行為がさらに増し、今後注視しなければならないと指摘。ただし多くの敵対勢力は香港版国家安全法やその他の措置が施行されたことから、公然と集団行動または武力によって国家の安全を脅かすことはできないとみている。
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