ジェイエイシーリクルートメントは1月26日、2021年第4四半期のアジア各国のホワイトカラー人材紹介市場の動向をまとめた。香港のGDP成長率は前年比6.4%に達する見込みで、過去2年間のコロナウイルスの影響による不況から緩やかに回復している。地域住民のワクチン接種により、第4四半期のコロナウイルスの感染が悪化した状況から、現在は比較的安定した状態となっている。いまだ旅行規制が敷かれている中でも、経済が改善した要因として主に、(1)輸入と輸出の商品出荷がそれぞれ14.2%から16.8%に増加(2)第3四半期と第4四半期に香港政府が実施した消費バウチャー制度により消費が活性化した――ことが挙げられる。第4四半期の香港の失業率は4.3%から4.1%に低下したものの、第4四半期の求人数は対前年四半期比で約20%増加となった。各業界の大半の企業が慎重な採用を行っており、同社が紹介した9割以上は欠員補充目的。一部の銀行・金融機関は引き続き好調で、今後の見通しは明るいと判断しています。経済が正常に戻る前提で各企業は第1四半期に増員する目的で、採用に関する情報を積極的に打ち出している。地元のスーパーマーケットチェーンやレストラン等のサービス業では、昨年第3四半期以降、ビジネス拡大目的に新規採用に前向きな姿勢を見せている。
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