スイスＵＢＳ銀行はこのほど「２０２０年世界不動産バブル指数」を発表した。１０月２日付香港各紙によると、「最も不動産バブルが出現する可能性のある都市」のランキングで香港は昨年の３位から４位に後退し、香港の不動産価格にも下落がみられている。ＵＢＳは新型コロナウイルス肺炎（ＣＯＶＩＤ―１９）流行が世界経済の衰退をもたらしているものの、主要市場の住宅価格は依然として上昇していると指摘。２５都市の分析では住宅価格に下落が見られたのは香港、マドリード、サンフランシスコ、ドバイの４都市だけだった。政府の景気刺激策、担保保証の救済策、低金利が住宅価格をある程度支えているが、こうした状況による上昇傾向は持続しないとみている。２５都市のうち不動産バブルのリスクに直面しているのは７都市で、香港のほかにはミュンヘン、フランクフルト、トロント、パリ、アムステルダム、チューリッヒとなっている。
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