一般社団法人 夜景観光コンベンション・ビューローの世界夜景遺産委 員会が7 月 26 日発表した「世界夜景遺産」第 2 回新規認定登録地に香港の「ビクトリア・ピーク」が選出され、「世界夜景遺産」として認定された。「ビクトリア・ピーク」は香港島で最も高い山で、ここから見るビクトリア・ハーバー、九龍半島、そし てそれらを取り巻く超高層ビル群が織りなす景色は、世界有数の絶景スポットとして多くの観光客を魅了している。夕暮れ時にはこの景色がピンクとオレンジに染まり、やがて摩天楼やハーバーの 船影からキラキラと輝くまばゆい光が放たれ、眼下に広がる。今回の認定は、まるで宝石箱を開 けたかのような、ビクトリア・ピークからの息をのむ夜景が評価された証といえる。ビクトリア・ピークの山頂駅までのアクセスとして利用されている 130 年以上の歴史をもつ「ピーク・トラム」は、2023 年の大規模改修を経て、輸送力が格段にアップした。改修により天窓を含 む車両の窓が大きくなり、香港の景色をよりダイナミックに楽しみながら乗車できるようになっている。
香港政府観光局日本局長の堀和典氏は、今回の認定について「香港の夜景は日本の方にも広く知 られ、長年親しまれていますが、中でもビクトリア・ピークからの夜景は格別です。今回ビクトリア・ピ ークからの夜景が『世界夜景遺産』に認定されたことを、大変嬉しく誇りに思います。香港には他に も、ビクトリア・ハーバー沿いから対岸の香港島を眺める夜景、光と音のショー「シンフォニー・オブ・ ライツ」、ホテルの部屋やルーフトップバーから望む夜景など、多くの魅力的な夜景観賞スポットがあ ります。ぜひ、多くの方にこれらの絶景を見ていただき、香港の夜景で旅の思い出を作っていただきたいです」と述べた。
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