特区政府統計処は10月31日、第3四半期の経済統計(見込み)を発表した。11月1日付香港各紙によると、第3四半期の域内総生産(GDP)は大幅な景気減速を反映し、前年同期比伸び率はわずか1.8%と市場予想を大幅に下回った。しかし専門家の分析では、第3四半期の経済は主に輸出と消費の影響を受けたと指摘され、消費のピークとなる第4四半期には消費が回復し、経済成長が加速すると予想されている。
第3四半期のGDP伸び率は前年同期比1.8%で、市場予想の3.1%を下回り、第2四半期の3.2%に比べ大幅に鈍化した。前期比ではマイナス1.1%となり、これも予想の0.2%成長を下回った。これら2つの数字は昨年6月以降で最低となった。
GDPの構成要素別に分析すると、第3四半期の個人消費支出は前年同期比で実質1.4%減少したが、第2四半期の減少率は1.6%となった。政府消費支出は実質前年同期比2.1%増、第2四半期は2.2%増となった。第3四半期の商品輸出総額は前年同期比で実質3.9%増を記録したが、第2四半期の7.5%増より鈍化した。これは主要市場の一部における経済成長の鈍化に関連しており、その結果、香港の輸出の伸びが前年比で鈍化した。第3四半期のサービス輸出は前年同期比2.4%増だったが、第2四半期は1.1%増で、国境を越えた経済活動の増加に支えられ、引き続き増加したと考えられる。サービスの輸入は、今年第 2 四半期の 12.3% 増加に続き、今年第 3 四半期には実質 8.2% 増加した。
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