特区政府統計処は10月27日、2020年9月の貿易統計を発表した。輸出、輸入ともに過去2年来で最も伸び幅が大きくなったという。同日付政府公報によると、輸出総額は前年同月比9.1%増の3793億ドルで、6カ月連続で減少した後、増加に転じた。輸入総額は同3.4%増の3920億ドルだった。貿易赤字は輸入総額の3.2%に当たる127億ドルだった。地域別統計は、アジア全体への輸出が同11.2%増加した。中でも増加が目立ったのは、中国本土の同17・0%増、台湾の同10・4%増、ベトナムの同6.9%増、韓国の同5・2%増だった。しかし、ほかのアジア地域への輸出は減少し、インドは同16・2%減、タイは同15・5%減、日本は同14.4%減、シンガポールは同11.2%減だった。他地域向けの輸出は全体的に減少。中でも減少が目立ったのが、ドイツの同2.5%減、英国の同0・9%減だった。一方、米国は同5・7%増加した。
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