カナダの公共政策シンクタンク「フレーザー研究所」は9月14日、「世界経済自由度2021年度リポート」を発表し、香港は引き続き世界で最も自由な経済体と評価された。15日付香港各紙によると、リポートは2019年のデータを基に評価を行い、同リポートの発表が始まってから香港は一貫してトップを維持している。5大評価項目のうち「国際貿易の自由」と「監督管理」は引き続き首位を維持した。ただしリポートは香港の法治、香港版国家安全法の立法、中国本土の香港事務への干渉に言及し、香港に対して悪影響をもたらしたと指摘した。これに対し特区政府報道官は「香港版国家安全法の制定は国家の安全を守るためのもので、どの国でも持っている権利と責任である」と述べ、リポートの評論は不公平だと批判した。

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