全国人民代表大会(全人代)香港代表で深セン前海管理局香港事務首席連絡官を務める洪為民氏は、中国の内需に重点を置く戦略の下で香港はメーカーや製品のブランド確立で役割を発揮できるとの見方を示した。10月27日付香港各紙によると、洪氏は中国の内需振興で解決しなければならない重要な課題として、有力な中国ブランドの不足を挙げた。香港市民はこの面で文化クリエーティブの実力を発揮でき、中国本土のメーカーや製品のパッケージ、デザイン、宣伝をサポートできると指摘した。さらに香港の環境ではクリエーティブ人材の生活水準が他の業界に及ばないため、香港はこうした人材をいかに支援するかを考えねばならないと言及。粤港澳大湾区はイノベーション科学技術、人工知能(AI)、クリエーティブ人材はチャンスがないといわれているが、国家の内需拡大戦略は香港文化界の契機となり、香港市民はデザインや広告の面で価値を発揮できるとみている。

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